杉並区地域包括支援センター ケア24善福寺
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善福寺サロンが東京女子大とコラボ⁉

  • 2022年07月29日 11時10分
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6.7月は東京女子大の学生さんとコラボして善福寺サロンを開催しました。

6月の善福寺サロンでは、サロンに興味を持った中国、韓国の留学生と日本の学生さんが参加してくださいました。

 

お互いに理解できるように自己紹介をした後に、自由にコミュニケーションをとっています。韓国や中国では、近隣住民同士でどのような関わり合いがあるのか、日本では下町と山の手で住民同士の関わり方が違う(山の手と下町という言葉は、江戸時代から見られる言葉だそうで、 江戸時代前期に山の手は武家屋敷の町でお金持ちが住み、下町は義理と人情の町だったんだと利用者さんが話されていました。)など学生さんと利用者さんで多世代多国籍交流をおこないました。

また,日本と中国での男女平等に対する価値観の違いについて話されている方もいて、濃密な時間を過ごされていました。

↨事業所の屋内と室内に分かれて学生さん達とおしゃべりをされています♪

※コロナ対策で密にならないように人数を分けて実施しました。

 

 

↑事業所の駐輪場にタープを張って、なんちゃってテラス席をつくりました(笑)

 

 

サロンに参加して下さった学生さん達からサロンで何か企画をやってみたいとお話があり、7月のサロンで、「韓国語・中国語の絵本の読み聞かせして感想を話し合いたい」と意見がでました。

なぜ絵本の読み聞かせなのかを聞いたところ、「3か国の絵本を比べてみて共通点や違いを話し合ってみたい。小さいころに親から読み聞かせてもらった絵本は、国が違っても同じように思いやりの心などが学べると思い、絵本を通して子供がお年寄りを大切にしたりすることに繋がってるのではないかと考えている。文化の違うそれぞれの国の絵本をきっかけに、コミュニケーションが拡がればいいなと思い企画しようと思った。」と話されていました。 絵本をきっかけにそれぞれの国の違いを知ったり、逆に共通している部分などを知ることができ、企画を利用者さんも楽しみにされていました。

 ↑東京女子大の教室。学生さん企画の絵本の読み聞かせをしてくれました。

 

 

↑パソコン上で絵本がめくられるスライドショーが展開されており見ごたえがありました。

↑コロナ過でまだ日本に来れていない留学生の方もネットを通して、参加してくださいました。

↑中国の絵本「九色(くしきの)鹿(しか)」は色彩豊かで綺麗でした。

 

発表の後に利用者さんを交えて感想を話し合い、コミュニケーションを楽しんでいます。

 

 

1ページごと母国語で読んだ後、日本語で訳してくださいました。学生さんたちが韓国語・中国語の本を自ら日本語に翻訳して自分たちの言葉で話してくれました。

 

感想

学生さん

・韓国語で話している時に理解してもらえるのか、どんな反応なのか不安に思っていましたが、笑っている様子がみえたので安心しました。読み方の表現や絵で伝わる面があり、言語が違っても交流できると思いました。

・九色鹿という絵本を選んだ理由として、絵が綺麗なことと恩を忘れない心や留める事の大切さを改めて知ることが出来るからです。温情は人間の生活で不可欠なものだと思っています。思いやりの気持ちなど国が違っても同じように育まれるものでないか?という考えのもと読み聞かせの絵本に選びました。

 

サロン利用者さん

・言葉が日本と違って綺麗に聞こえた。言葉はわからないけど絵本をみれば内容はわかる。

・絵の雰囲気が違うため文化の違いが感じられた。

・韓国語や中国語の絵本は日本と違って「ひらがな」などがないので子供には難しいのでは?と疑問に思っていたが、 子供向けの言葉が選ばれていると分かって納得した。

・話し方が上手かったので、意味が分からなくても伝わったので良かった。

 

利用者さんも楽しまれていたようで、とてもいい交流ができました。東京女子大の皆さん本当にありがとうございました。今後も東京女子大の学生さんと地域活動を一緒にできる事を楽しみにしています。

 

日差しが強く、蒸し暑い日が続きますが皆さん熱中症に気を付けてお過ごしくださいね!

                                                                          文責:比毛