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折り紙で心と頭をhappy!

  • 2021年04月21日 07時14分
    ブログ

桜の季節が過ぎ、今綺麗なお花といえば、藤の花ですね。

和田ふれあいの家でも、さっそく折り紙で藤の花を作ってみました♪

 

<花の部分の作り方>

 

<葉の部分の作り方>

  

こんな感じで、朝の時間や夕方のバスを待つ時間などを使って、一緒に作りました。

  

<集中していますね~ ♪>

 

なぜ、折り紙がいいのか。

折り紙を折るとき、まず、目の前の紙と展開図を見比べて、考えます。そして、指先を使ってどのように折るのか頭を働かせ、そこからどう展開していくのか、立体的に考えるという流れになります。

この過程は、脳の前頭葉が反応して行われます。前頭葉とは、脳の司令塔的な役割を担っていて、物事を考えたり、行動に移したり、意思決定をコントロールする大切な器官です。特に、前頭葉の大部分を占める「前頭前野」では、主に想像、記憶、コミュニケーション、自制力を司り、論理的思考を行う際に必要不可欠な組織となります。

つまり、折り紙を折ることで、前頭葉が活発に動き、それによって、脳の回転が速くなり、それが記憶力の低下を防ぐことにつながったり、情報処理能力の能力を維持や向上、意思決定やコミュニケーション能力を高めることができるといわれています。

 

<折る時のポイントとしては>

①   指の動きを意識して折る

指からの刺激は、脳の広い範囲を刺激します。脳の感覚野や運動野を活性します。

②   形を想像しながら折る

1枚の紙から立体の形に作るとき、頭頂葉がフル活動します。

③   チャレンジすることで脳を鍛える

試行錯誤・工夫することで前頭葉を刺激します。挑戦して得る達成感は脳の活性化に重要です。

 

そして、作業を行うときに、とっても大切なのが、楽しくいろいろとおしゃべりをしながら行うことです。楽しいおしゃべりには、幸せホルモンの「セロトニン」とストレスを軽減して、心の安定を促す「オキシトシン」いう神経伝達物質が活性します。折り紙をしながらの楽しいおしゃべりをすることで、脳がさらに刺激され、心の安定や認知症予防につながります。

 

 

<作品を見る目、嬉しそうですね!><出来上がりをとっても喜んでくださいました!>

 

折り紙作品の良いところは、出来上がったときに、作品を眺めたり、飾ったりすることで、嬉しい気持ちになったり、達成感を感じるといったそんな心の作用も体験します。

それは、ご利用者にとっての自信や自立にもつながります。

 

折り紙を一つやるだけでも、たくさんの効果があります。ふれあいの家でも季節の折り紙作品などを今後も提供できたらと思っています。

 

藤の花ができあがったら、「いいね!きれいだね!」ととっても喜んでくださいました。

フロアーでは、藤棚のように上から吊るして飾ってみました。

このあとは、あやめやバラ、紫陽花などの季節になります。四季折々の作品を実際に手に取って楽しんでいただけたらと思います。

 

(伊藤)