ご見学大歓迎、お問い合わせ・資料請求は
03-3312-9556

お知らせ・ブログ

阿佐ヶ谷中学校職場体験

  • 2023年09月26日 17時14分
    ブログ

7月、8月と中学校職場体験や社会福祉士の実習、また、区のボランティアセンターからの

夏のボランティア等、一日2名と限定ですが、受け入れが始まりました。

今までコロナ禍ということもありまして、なかなか和田ふれあいの家に来ていただくことが

難しかったのですが、やっと学生等の受け入れが再開になり、嬉しい限りです。

その中でも、今回は、「阿佐ヶ谷中学校の職場体験」についてお伝えできればと思います。

 

今回は、2名の中学生が、職場体験学習に来てくださいました。体験期間は3日間。

この職場体験学習は、「キャリア教育」の一環として行われるもので、様々な大人の生き方に

触れる体験を通して、自分自身の将来を考え、進路を選択し、決定する力を身に付けていくものです。

和田ふれあいの家は、3日間、午前にオリエンテーションを行い、そこでは、

・「相手と良い関係を築くコミュニケーション方法」

・「デイサービスについて」

・「和田ふれあいの家の取り組み」

・「人はなぜ働くのか」などを学習しました。

その後は、実際にご利用者とお会いし、プログラム参加や食事配膳等の体験をしていただきました。

 

ここからは、わかりやすく写真を見ながら、ご紹介できればと思います♪

(写真掲載については、中学校と保護者の皆様に許可をいただいています。)

<一日目>

 

朝のバスが到着し、午前のプログラムが始まるまでの間、来られたご利用者とお話。

朝の会では、緊張しながらも自己紹介をし、その後午前プログラム(朗読)に参加しました。

 

昼食時には、ご利用者にお茶を出したり、

配膳も体験しました。

初めは、とても緊張していましたが、回数を重ねるごとに上手になりました♪

<二日目>午前

 

添乗体験。バスに乗ってご利用者を迎えに行きました。

車いす操作体験。蚕糸の森に出掛け、ご利用者役、スタッフ役と交互に体験しながら、

 車いすの基本的操作を学びました。

生徒の感想として、

・車いすに乗っていると思っている以上に振動がある。道路によって身体への感じ方が違う。

・段差の介助が難しい。以外にテクニックがいる。

・坂道の上りは、車いすが重くて、上がるのが大変だった。

 反対に下りは、ゆっくり介助しないとスピードが出て怖い。

・車いす操作の前に事前に(ご利用者役に)声かけしてもらうことで安心感がある。

等がありました。

 

午後からは、浴室見学とリフト浴操作体験、そしてプログラム体験を行いました。

 

この日は、射的ゲームでした。 少しずつデイサービスの雰囲気にも慣れてきたようです。

<三日目>

 

ご利用者との会話も慣れ、この日は、ご利用者から沢山の質問が…

お話も上手になりました!

 

阿佐ヶ谷中学校の先生が二人の様子を見に来られました♪

先生と記念撮影!

職場体験の最終日に生徒の皆さんからご利用者にプレゼントがありました。

一つは、ベートーベンの「悲愴のソナタ 第2楽章」のピアノ演奏。

そして、もう一つが、トランプタワー!

美しいピアノの音色を聞きながら、傍でトランプを積み上げていくというユニークな演出方法で、

その場にいたご利用者、スタッフを大変魅了しました。

二人のパフォーマンスはとっても素晴らしかったです♪

無事にトランプタワーが綺麗に積み終わり、それと同時にピアノの演奏が終わると拍手喝采。

とても素敵な時間でした!

 

三日間の実習が無事終わり、二人からご利用者に対し、お別れの挨拶がありました。

しっかりとした口調でお話されていて、短い間でしたが、二人の成長を感じました。

 

そして、後日、今回の職場体験を通して、感じたことをお手紙として届けてくださいました。

そこには・・・

「三日間の中で、特に印象に残ったのは、利用者の皆様が、とても優しく接してくれたことです。

初めは、高齢者の方とうまく話せるか心配でしたが、優しくしてくれて、いろんな話を聞けて

楽しかったです。

この三日間の体験を通して、車いすの大変さや物を配る時の気配りなど、いろいろと学ぶことができ、

利用者からもいろいろと教えてもらい、嬉しく、貴重な体験ができました。」

「この三日間で心に残ったのは、コミュニケーションです。僕は、履歴書にも書きましたが、

コミュニケーションをとることが苦手です。ですが、皆様が僕が話しやすいように準備をして

くださいました。そのため、三日間、沢山の興味深い話を聞けました。

また、この体験を通して学んだことは、「働くこと」です。

この学習の前は、お金を集め、家族を養うことを「働く」と思っていました。

ですが、この体験を通して幸せな道を歩むための道を「働く」というのではないかと考えました。

三日目の午後のプログラムの時、協力して点を取った時、利用者さんも僕もとても楽しいと

思っていたと感じています。

もし、働くことになったら、周りも自分も幸せになれる職業に就きたいと思います。」

と書かれていました。

 

今回の職場体験は、「キャリア教育」という難しいテーマでしたが、この体験を通して、

生徒の一人ひとりが、自己実現に向けて、自分の生き方を考えるきっかけになれればと思っています。

仕事は、自分の人生に大きく関わるものです。幸せな人生を目標に、自分がどう生きていくか。

自分という存在、役割、個性を大事にして、自分を輝かせる人生を選択していってほしいと思います。

今回、こうやってお手紙をいただき、大変嬉しかったです。

私達スタッフもとても貴重な体験をさせていただきました。(ありがとうございました!)

3日間、本当にお疲れさまでした!

 

(文責 伊藤)